自力でフロアコーティングは行える?詳しい手順や注意点を知ろう!
「フロアコーティング自分でできるのかな」「業者に頼むと高そうだから自分でできたらいいな」などと考えている方もいるでしょう。フロアコーティング用品はホームセンターで買い揃えられます。難しいコーティングですが、ポイントを押さえれば自力でコーティングも可能です。今回は自力でフロアコーティングする際の手順や注意点を解説します。
もくじ
自力でフロアコーティングを行うメリット・デメリット
まずは、自力でフロアコーティングを行うメリット・デメリットについて解説します。
メリット
自力でフロアコーティングを行う最大のメリットは、価格費用を安く済ませられることです。自力でフロアコーティングを検討している方のほとんどは「費用を安く抑えたい」と考えているのではないでしょうか。
フロアコーティングはメンテナンスが不要になる一方で、初期にかかる費用は大きくなります。たとえば、UVコーティングを20帖行った場合にかかる費用の目安は、約16万円前後です。
しかし、ホームセンターなどで、DIY用のコーティング剤を用意した場合、20帖で約6~8万円です。モップや道具を買い揃えても約9万円前後で施工することができるでしょう。価格が安く抑えられるのは、自力でフロアコーティングを行うメリットです。
デメリット
自力でフロアコーティングを行うデメリットは、失敗する可能性があるということです。フロアコーティングの施工は、塗りムラや接着不良なども起こりやすいため、意外と施工は難しいといわれています。
またコーティングに失敗した場合、簡単には戻せません。実は、コーティングは塗るよりも剥がすほうが難しいといわれています。失敗してから業者に依頼した場合、失敗したコーティングを剥がす作業が必要になるので、通常の施工より費用がかかってしまいます。
最悪の場合、剥がすのに失敗してフローリングを張り替えなければならない事態になることもあるようです。
自力でフロアコーティングを行う方法
ここでは、自力でフロアコーティングを行う方法について解説します。まず、フロアコーティングを行う際は、家具や家電などを移動させ、部屋を丁寧に掃除します。フローリングに油汚れや皮脂の汚れがある場合は、中性洗剤できれいに落とし、必ず仕上げの水拭きをしてください。ほこりや汚れが混じってしまうと、接着不良も考えられるので、汚れはすべて取り除くつもりで丁寧に拭きましょう。
次に、養生テープで壁面などを保護します。準備ができたら、いよいよコーティング剤の塗布です。コーティング剤を専用のモップにつけ、少しずつ丁寧に塗り広げます。コーティング剤は、10分程度で乾燥がはじまるので素早く塗っていきましょう。コーティング剤が塗り終わったら、乾燥を待ち完了です。
自力でフロアコーティングを行う際に注意するべきポイント
次に自力でフロアコーティングを行う際に、注意すべきポイントについて3つ紹介します。
丁寧に掃除する
フローリングにゴミやほこり、髪の毛が落ちていると、密着不良などの失敗につながる原因になります。事前に丁寧に掃除し、汚れを取り除きましょう。掃除機でほこりなどを取り除いたら、必ず仕上げに水拭きをしましょう。水拭き後は、完全に乾くまで待つことが大切です。
塗り進めるルートを決める
コーティング剤を塗った場所は、乾くまで上を歩けません。事前にしっかり塗り進めるルートを決めておかないと塗り残してしまう原因になります。部屋の奥から出入り口に向けて塗るように、事前に塗装するルートを決めておきましょう。
失敗したときのリスクを理解しておく
フロアコーティングを自力で行う際は、失敗したときのリスクを理解し、念入りな準備をしておくことが大切です。前述したように、フロアコーティングは、剥がすのに費用がかかってしまう可能性があります。塗りムラや接着不良などの失敗しないためにも、必要な道具をきちんと揃え、念入りに準備しましょう。
意外と難しく重労働なフロアコーティングは業者に頼むのが無難
フロアコーティングの施工は、意外と難しく重労働です。また失敗したときのリスクが大きいため、少しでも不安がある方は、業者に頼むのが無難であるといえるでしょう。
またコーティングするためには、コーティング剤やモップなどの用意を含めると、約9万円前後かかります。「意外と高いな」と感じる方もいるかと思います。業者に依頼した場合、一番安いウレタンコーティングの相場は20帖で約7万円。20年保証のつくガラスコーティングの場合でも、20帖で約12万円前後です。差額は約3万円程度になります。
重労働であり、失敗するリスクが高いフロアコーティングは差額分を考慮しても、プロの施行に任せる安心感が買えるのはお得であると考えられます。しかし、業者選びに失敗してしまうと、料金トラブルや施工トラブルにつながる可能性もあります。
優良な業者を慎重に選ぶようにしましょう。たとえば、ホームページやパンフレットの内容が充実している業者は、信頼の指針になります。施工前は複数の業者に見積もりを出してもらい、比較するのがおすすめです。
今回は、自力でフロアコーティングを行う際の手順や注意点について紹介しました。フロアコーティングは自力で行うことは可能ですが、意外と難しく重労働なので業者に頼むのも選択肢です。
自力で行った場合、失敗のリスクもあるので、念入りに準備しましょう。また自力で行うにしてもある程度の費用が必要になるので、自力で行う費用と業者に依頼した場合の費用を比較しながら検討することもおすすめです。