
フロアコーティング後のお手入れの必要性
フロアコーティングをすると、お掃除やお手入れが楽になります。
とはいえ、全く掃除をしなくてもいいというわけでは決してありません。
掃除をしないとチリが積もりますので、フロアコーティングをした後でもお掃除をしてください。
どのように掃除をするのかという点について、コーティングのないフローリングよりもかなり楽ちんであることは間違いありません。
今回は、フロアコーティングをした後のお手入れの必要性についてご紹介します。
すでにフロアコーティングをした方や、これからフロアコーティングをしようと思っている方は是非参考にしてください。
通常のお手入れ
◆通常のお手入れは、基本的には固く絞った雑巾で拭くだけでかなり綺麗になります。
とくに薬剤もつけず、洗剤もつけず、水で濡らして固く絞った雑巾で雑巾がけをするだけです。
とても簡単ですね。
◆ちょっと汚れがついたという場合でも、水で薄めた中性洗剤をつけて拭いてください。
その後、水拭きをします。
これで大抵の汚れは取れてしまいます。
◆床の上のホコリやチリは、固く絞った雑巾で拭きあげるだけで取れます。
ちなみに、要注意なのはアルコールと塩素系洗剤です。
マジックペンで床に落書きをしてしまったという場合は除光液で落とすことになりますが、UVコーティング、ガラスコーティング、シリコンコーティングの場合はアルコールと反応しないので除光液でマジックペン部分を消しても大丈夫です。
ただし、ウレタンコーティングの場合は剥がれてしまう可能性があるので、アルコールによる掃除はやめておきましょう。
◆アルコールによる掃除ができるかできないかという点は、ペットや赤ちゃんのいる家庭にとってはかなり重要です。
というのも、床そのものをアルコールで拭くことはなくても、アルコールで机など他のものを除菌することはありますよね。
アルコールが飛んで、床にコーティングのハゲを作ってしまうととても残念です。
アルコールを掃除で使う可能性があるのであれば、ウレタンコーティング以外のコーティング剤を選ぶようにしましょう。
お掃除シートはドライタイプで
〇市販のモップを使う場合
ウェットとドライが販売されていますが、コーティングを長持ちさせるならドライタイプの使用をおすすめします。
ドライタイプは床をすべらせるだけでかなりホコリが取れます。
気持ちとしてはウェットタイプでしっかり拭き上げたいかもしれませんが、ウェットタイプに含まれる薬品が、コーティング剤に影響することがありますのでおすすめできません。
市販のモップを使う場合はドライタイプにしてください。
ちなみに、レンタルモップの場合、ドライタイプであっても使えないことがあります。
床のコーティング剤と、掃除用具との相性は十分に確かめてから使ってください。
水拭き、中性洗剤による汚れ落としはどのコーティング剤でもほとんどのケースで大丈夫です。
油汚れの場合
キッチンなど、油汚れの場合はまず中性洗剤で汚れ落としにトライしてみてください。
ほとんどの場合では中性洗剤で汚れが落ちますが、それでもなおベタベタしている場合については、ウレタンコーティング以外のコーティングではアルコールを使ってふき取ってみましょう。
そもそも、キッチンの床は汚れやすいものです。
市販のマットなどを使って、頑固な汚れがつかないように対策をしておくといいでしょう。
万が一汚れがついてしまったら、長い間放置すると取れなくなってしまうので放置せずに汚れたらすぐに拭いて汚れを取るということがおすすめです。
ワックスはかけなくてOK
フロアコーティングをした床は、ワックスがけをする必要はありません。
フロアコーティングで十分に汚れや傷を防いでいますので、自己判断でワックスがけをするのは止めましょう。
ワックスがけではなく、固く絞った雑巾で水拭きをしてください。
十分に床の美しさが蘇りますよ。
施工保証が切れた後は再施工
ところで、施工保証の期限が切れた後はどうすればいいのでしょうか。
この場合でも自己判断で勝手にワックスがけをするのではなく、再施工を依頼してください。
ワックスがけをしてしまうと、ワックスの層を剥がすという手間がかかってしまいます。
自己判断で勝手にワックスがけをするのではなく、施工保証期間が過ぎたら再度施工を依頼しましょう。
再施工は、現在の被膜の上から塗装を行います。
フロアコーティングをしても傷がつくケース
フロアコーティングをすると、床に傷がつきにくくなりますが、重いものを落とすなど床の板そのものが傷むことをすれば当然傷が入ってしまいます。
フロアコーティングで耐えられない傷は、できるだけつけないようにしましょう。
まとめ
フロアコーティングをした後のお手入れについてご紹介しました。
基本的には固く絞った雑巾で拭くだけでOKです。
とても手軽ですよね。
それでも取れない場合は中性洗剤、アルコールを使って掃除をしてください。
ただし、ウレタンコーティングにはアルコールを使うことができませんので、ご注意ください。