フロアコーティングの寿命はどれくらい?種類ごとの耐久性を知ろう!
フロアコーティングは4種類あります。今回はその4種類、具体的にはUVフロアコーティング、ガラスフロアコーティング、シリコンフロアコーティング、そしてウレタンフロアコーティングのそれぞれの寿命について解説していきます。この記事を読めば種類ごとの耐久性についてもよくわかりますよ。ぜひご一読ください。
UVフロアコーティングの寿命
UVフロアコーティングの寿命は、20年以上です。フロアコーティングの中でもっとも耐久性が高いといわれており、すりキズに強く、日常生活でできる小さなキズなどを最小限に抑えます。その優れた耐久性は簡単に劣化することはなく、20年以上、長くて30年以上も床をきれいな状態に保ってくれるのです。
また、耐薬品性も高いため、子どもやペットが汚してしまっても洗剤やアルコール、除光液で簡単にお手入れできます。また、UVコーティングは、樹脂をUV照射することで瞬間的に塗装が可能。施工もスピーディで、耐水性もあり、薬品にも強く、摩擦にも強いため、経年劣化しづらいのが魅力のひとつです。
ガラスフロアコーティングの寿命
ガラスフロアコーティングの寿命は20年以上です。ガラスフロアコーティングは、ナノコンポジット技術によるガラス塗膜形成型のハードコーティング技術のことで、安全でとても硬い塗膜を形成し、生活でついてしまう傷などの劣化からフローリングを守ってくれます。フロアコーティングの中でももっとも高い硬度を誇り、密着性も高く、酸化にも強いため、長い間美しさが保てるのがメリットです。
また、耐薬品性も高いため、ペットや赤ちゃんが床を汚してしまったときにも、さっとふき取るだけできれいな状態を保てます。多少高価ですが、メンテナンスが楽なうえ、美しさが長持ちするので人気なフロアコーティングとして選ばれているのです。
シリコンフロアコーティングの寿命
シリコンフロアコーティングの寿命は10~20年とされています。そもそもシリコンフロアコーティングは、撥水性に優れており汚れにくくメンテナンスが楽で、撥油性耐薬品性にすぐれているため、油や薬品、アンモニアなどがこぼれても簡単に拭き取れるのが魅力です。
耐熱性も高く、油が飛ぶキッチンなど、料理をする場所にも適しており、滑りにくいため、高齢者や子ども、ペットがいても安心できます。また、結露や紫外線に強いので、フローリングが傷むのを防いでくれ、劣化した場合は再施工ができるのもメリットです。
しかし、施工したシリコンコートは経年によって徐々に薄くなっていくため、ほかのフロアコーティングより耐久性が低く、毎日の生活によって少しずつ塗膜が薄くなります。
薬品によって溶けたり、硬いもので大きなキズができたりするといった、いかにも劣化、というものではなく、徐々にその塗膜が薄らいでいくので、再施工が必要になります。
ウレタンフロアコーティングの寿命
ウレタンフロアコーティングの寿命は、5〜10年とほかのフロアコーティングよりもだいぶ短いです。そもそもウレタンフロアコーティングは、フロアコーティングのなかでも比較的低価格な部類に入ります。ウレタンコーティングには「水性」と「油性」の2種類があり、それぞれの寿命は「水性」で5年程度であり「油性」で長くて10年程度といわれているのです。
「油性」のほうが耐久性に優れていますが、「水性」だからといって水に弱いわけではありません。汚れや水に濡れても、素早くふき取ればあとに残りません。毎日のこまめなお掃除が耐久性を保つための秘訣でもあります。
次に、ウレタンフロアコーティングを施工して効果が弱まる5~10年後には、どのような状態になってしまうのかを解説してきます。ウレタンフロアコーティングそのものに耐水性があり、日常生活におけるダメージを抑えてくれます。
しかし、数年もの間住み続けていることで、徐々に色合いが変化して塗装面そのものにダメージが加わることで、美しさが損なわれていきます。とくに耐薬品性がそれほど優れていないため、付着したものによっては、塗装にダメージが残るのです。
ワックスに比べると数倍の「厚み」があるので、その部分がさまざまなダメージからフローリングを守ってくれますが、コーティングが劣化してしまうと、ススがついたように黒く汚れてしまい、最初の色合いと変わってしまいます。これでは恰好がつかないので、定期的な再施工をするようにっしましょう。
いかがでしたでしょうか。今回は、フロアコーティングの種類としてUVフロアコーティング、ガラスフロアコーティング、シリコンフロアコーティング、そしてウレタンフロアコーティングのそれぞれの寿命や特徴について解説していきました。それぞれにメリット、デメリットがあることをおわかりいただけたでしょうか?ぜひフロアコーティング選びのご参考にしてみてください!