
UVフロアコーティングとは?ガラスとの違い
フロアコーティングを検討中の方は、どの薬剤にしようか迷ってしまいますね。
フロアコーティングの薬品にもいろいろあるのですが、
大きく分けると
UV系
ガラス系
シリコン系
ウレタン系 に分かれます。
中でも強度が抜群なのがUV系とガラス系です。
どちらがいいのか、どういったライフスタイルに向いているのかなどを含めて、詳しく解説しますので参考にしてください。
見た目…UV:光沢感あり ガラス:マットな質感
まずわかりやすいのが見た目です。
フロアコーティングは見た目をよくするためにも行われます。
〇UVコーティング
ツルツルとした光沢があり、高級感のある見た目です。
部屋も明るく見えますね。
高級感のある家具とも調和がとれますので、現在使っている家具がどちらかといえば高級路線のものであればUVコーティングが向いているでしょう。
〇ガラスコーティング
液体ガラスが原料になっている無機質の薬剤です。
ガラスの小さい粒子が直接含まれているものもあれば、化学反応でガラスを作るというものもあります。
業者によって同じガラスコーティング剤でも使っているものには違いがあります。
詳しくは施工業者に確認してください。
いずれのケースでも、ガラスコーティングの場合はUVコーティングほど、テカテカと光ることはありません。
むしろマットな質感であり、大人っぽいシックな空間を作ることができます。
〇施工方法を工夫すれば、UVコーティングは30年程度持つと言われている
ただし、施工方法がきちんとしていなければ30年も耐久性はありません。
一方で、ガラスコーティングは20年程度持続します。
UVコーティングも、ガラスコーティングもフロアコーティング剤の中では耐久性が特に優れています。
見た目の点でいえば、光沢感を出したいのであればUVコーティングを、マットな質感をお求めの場合はガラスコーティングを選んでください。
施工時間…UV:1日 ガラス:2~3日
次に施工時間の比較をします。
〇UVコーティング
コーティング剤を塗った上から紫外線を照射して薬剤を固めます。
アクセサリーやネイルアートなどで、UVライトを照射して固めるものがありますが、原理的にはよく似ています。
UVライトが当たったところから固まっていくイメージです。
◆そのため、施工時間がかなり短く、1日で済みます。
◆施工後にすぐに家具を戻すことができるということが特徴です。
◆季節や湿気などで作業時間は影響を受けることがあります。
◆UVフロアコーティングの技術力がない業者に依頼するのはおすすめできません。
持ちの良いUVフロアコーティングを行いたい場合は、UVフロアコーティングの技術のある専門業者に依頼してください。
〇ガラスコーティング
◆施工が完了するまでに2~3日間かかります。
すでに居住している場合は荷物を退避させないといけないので、少々大変かもしれません。
◆ガラスコーティングもUVコーティングと同じく、衝撃に対する耐久性の高い薬剤です。
自然乾燥によるので、季節によって作業時間が大幅に影響を受けてしまう可能性があります。
〇手順は
床の傷を補修した後
下地を塗って
乾かしたあとでガラスコーティング剤を塗布します。
ちなみに、UVコーティング以外のフロアコーティングでは、
自然乾燥がメインで作業時間は2~3日程度かかります。
お急ぎのフロアコーティングなら、UVコーティングをおすすめします。
NGな薬品…UV:塩素OK ガラス:塩素NG
UVフロアコーティングとガラスコーティングの違いは、ダメな薬品が違うということです。
どちらのコーティングであっても除光液などのアルコールがついても大丈夫ですが、塩素系の洗剤については差があります。
◆UVコーティングは塩素系の洗剤がついても大丈夫で、落ちることはありません。
◆ガラスコーティングは、塩素系の洗剤がつくと溶けてしまうため塩素系の薬品を使うことができません。
塩素系の薬品を使う可能性がある場所といえば、キッチンですよね。
床には使わなくても、意図せず雫が飛んでしまうことはあり得ます。
キッチンの床のコーティングとしては、ガラスコーティングは適切ではありません。
UVコーティングは塩素系の薬品がついてしまっても大丈夫ですので、キッチンの施工を考えている場合はUVコーティングを検討しましょう。
まとめ
UVフロアコーティングと、ガラスフロアコーティングについてご紹介しました。
◆UVコーティングは光沢感のある見た目で
ガラスコーティングはマットな質感が特徴です。
◆施工時間にも違いがあり、
UVコーティングは紫外線を照射して固めるため1日で施工することができます。
一方、ガラスコーティングは自然乾燥に頼っているので作業は2~3日かかります。
作業に時間が何日も取れないなど、お急ぎの場合は、UVコーティングがおすすめです。
◆使ってはいけない薬品についても、ガラスコーティングは塩素系薬剤がNGです。
それぞれに特徴のあるコーティング剤なので、ニーズに合ったものを選びましょう。